今回は真珠を形成するうえで欠かせない外套膜についてです。
外套膜は貝ひもに当たる部分で、良く酒のつまみで出てきます。この外套膜が貝殻を作る役割を果たしているのです。
では、この柔らかい外套膜はどのようにして、硬い貝殻を形成しているのでしょうか。
調べてみたところ、海水に含まれる炭酸カルシウムを外套膜が吸収し、濃縮して貝殻を作っているようです。学校などで使われるチョークはほとんどがホタテなどの貝殻が原料で炭酸カルシウムの結晶ですが、もとは海に含まれていた成分だったんですね。
真珠も海水に含まれる炭酸カルシウムを外套膜が吸収し、濃縮して形成されるという風に考えられます。真珠もチョークと同じ成分だったんですね。真珠はチョークと同じ成分でできているのになぜあんな美しい色になるのかが不思議です。
以上が外套膜についてでした。貝ひもこと外套膜って海水から炭酸カルシウムを吸収して貝殻や真珠を作っていたんですね。今度、ホタテを食べるときに貝ひもを観察しようかなと思います。