アコヤガイなどの真珠貝は今では普通に見られ、多くの数が生息しています。
しかし、真珠貝は一時、絶滅の危機にあったのです。
その最大の理由は天然真珠目当ての乱獲です。
天然真珠は偶然が重なってできる産物のため、取れる確率は1000分の1しかありません。そのため世界中の真珠貝は乱獲されてしまい、絶滅の危機に瀕していた時期もあったのです。特にマンナール湾の真珠貝は絶滅してしまったといいます。
日本も例外ではありませんでした。明治時代から業者が真珠貝を取るようになり、1粒の真珠から高額の利益を得られるため、真珠貝が取りつくされてしまったのです。
その状況を打開したのが御木本幸吉さんでした。幸吉さんの努力により、偶然の産物であった真珠を必然的にできることに成功したのです。
幸吉さんの情熱と努力により、真珠貝は絶滅の危機から免れられたのです。そう考えると昔の日本人は偉大だったことを考えさせられます。今の日本人も凄いですが、もっと凄かった昔の日本人を見習ったほうがいいかもですね。