世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉さん。
今回はそんな幸吉さんの怪なる名言をご紹介します。
時は1905年、丁度幸吉さんが真円真珠の養殖に成功した年です。幸吉さんは伊勢神宮に来ていた明治天皇に謁見する機会を与えられます。そんな明治天皇の前に幸吉さんはこんな怪なる名言を発したのです。
それが・・・
「世界中の女性の首を真珠でしめてご覧に入れます」
何ともコナンの犯人らしい怪なる発言です。この発言に対し周囲の人は大慌てでした。何にせよ、当時の天皇は神でもあり、主権でもありましたから嘘や冗談は通用せず、下手をしたら何をされるかわかりませんでしたから。特に世界中の女性たちは「首をしめられるなんてたまったものじゃないわ!!」と思うかもしれません。
しかし、この幸吉さんの発言を紐解いてみると「養殖真珠で世界シェアを取りに行くぞ!!」という幸吉さんの目標であり宣言なのです。その後、世界中にミキモトの支店をオープンさせ、パリ真珠裁判という困難も乗り越えてついにミキモトパールは世界に認められ、世界シェアを取る事に成功したのです。
つまり、世界中の女性がミキモトパールを付けるようになり、彼の目標が達成されたのです。
ちなみに「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」では被害者の女性がガチで首を真珠でしめられています。恐・・・
それはさておき、以上が幸吉さんの怪なる名言でした。その後、幸吉さんは世界中の万国博覧会に積極的に出品をして帯留め「矢車」などの名作を残しています。その発言の裏を見よとはこういう事ですね。今の真珠があるのも幸吉さんの怪なる宣言のおかげなのかもしれません。