真珠をはぐくむアコヤガイと海のミルクと称されるカキ、実はこの2つの貝は兄弟みたいでお互い様の存在なのです。
では、なぜアコヤガイとカキは兄弟的な存在なのでしょうか。その理由は英語にあります。
カキを英語で言うと「oyster」になります。
ところが、アコヤガイを英語で言うと「pearl oyster」になるのです。
また、両者とも旬は冬が多く、ウグイスガイ目のため、兄弟的な存在とも言えるでしょう。
ただ、養殖するとなるとこの両者はお互い様の存在になります。
貝掃除をするとき養殖の対象がアコヤガイであればカキはその邪魔者となり、貝掃除の除去の対象になります。
逆に養殖の対象がカキであれば、アコヤガイは除去の対象になります。
また、アコヤガイの養殖場がある場所の近くにはカキの養殖場もあります。例えばたくさんのアコヤガイの養殖場が愛媛にあれば、近くの広島にたくさんのカキの養殖場があるのです。
しかし、最近では海の高温化や酸性化などにより、育たなくなりつつあるのです。
このように両者は兄弟的であり、お互い様の存在でもあるのです。