真珠、時々パワーストーン

真珠を中心にパワーストーンや手造りアクセサリーなどを紹介したいと思います。僕の夢は真珠で日本を救うことです。真珠が愛と調和の宝石になれるように努力します。

伊勢志摩真道中(後編)

今回は伊勢志摩勉強旅後編をお届けします!!

2日目は鳥羽にあるミキモト真珠島に行きました!!

真珠にオブジェです。

これが御木本幸吉像。海の方を見ています。偉人らしく威厳もありますね。

まずは海女さんの実演へ。

船がやってきました。中には4人の海女さんがいます。昔、アコヤガイの捕獲やお世話はこの海女さんが行っていたそうです。養殖技術が発達した今では海女さんの存在は不要になってしまいましたがミキモト真珠島では海女さんの文化を後世に残すため、海女さんの実演を行っているようです。

海女さんが海に入りました。実演のスタートです。

早速海女さんがサザエを取ってきました。

海女さんが海から上がるとヒューヒューと音が聞こえてきます。これは磯笛と呼ばれる呼吸で肺への負担を減らすためにこの笛のような呼吸をするそうです。ちなみに磯笛は日本の音風景100選にも選ばれているそうです。

海女さんの実演の後は真珠博物館へ。

この島で採れた世界初の養殖半円真珠は5粒だったそうです。1粒見つかっただけでも奇跡なのに5粒見つかるとは、ツキまくりですね。

そして、展示スペースへ。

これが養殖真珠と天然真珠です。

普段見る養殖の真珠は丸くてかわいいですが、天然の真珠は小粒で形がいびつです。天然の真珠はとれる確率が低かったため、特権階級の人しか身に着けられませんでした。

クロチョウガイのコーナーを見て、

シロチョウガイのコーナーへ。

こちらがシロチョウガイの天然真珠です。

シロチョウガイの貝殻はボタンなどに使用されます。

貝殻に真珠を載せてパチリ。

これが貝の身のレプリカです。生き物って不思議ですね。

これが外套膜の中に形成された天然真珠です。

これが天然真珠の断面。

母貝の稚貝集めに使う杉の葉です。

この壺の中に稚貝が入っています。

これらが真珠の足場となる真珠核に使われる貝です。

これが真珠核です。

これが真珠核と共に入れる外套膜の切片、ピースです。

いかだの上に立ってアコヤガイを引くレプリカもありました。

これが真珠のランク表です。全体の50%のアコヤガイは養殖期間中に災害や赤潮などによって死んでしまいます。真珠が取れたとしてもほとんどがエクボなどの傷があるもので花珠と呼ばれる最高品質の真珠は全体の5%だそうです。

物差しで真珠を計ってみましたこの真珠は9.5㎜です。

真珠の重さを計る世界単位として日本独自の匁が使われています。ちなみにこの真珠は0.3匁でした。

ピンセットで真珠を持ってみました。ちなみにこのピンセットは先端に丸いくぼみがあるようです。

一番大きいアコヤ真珠は11.8㎜もあります。

もちろん、シャコガイからも真珠が取れます。

お腹がすいたのでレストランに移動。アコヤ茶漬け(1000円)を頼みました。

茶漬けに入れるゴマをすりすり。

茶漬けが来ました!!鯛のそぼろがご飯に載せてあり、その中にアコヤガイ貝柱の醬油煮と薬味を入れて出汁をかけて食べます。

結構おいしいです。

食事の後は2階の展示フロアへ。真珠をたくさん使った王冠が展示してありました。

これが大将連のネックレスです。

このネックレスにはアコヤ真珠と白蝶真珠が混合されていて、金具部分にはダイヤモンドが使用されています。怪盗キッドが狙いそうなネックレスですね。僕の考えたコナン映画ではこのネックレスを巡って安室透と怪盗キッドが対決するというストーリーです。

キッドの予告状を添えてみました。

これが帯留め矢車です。パリ博覧会のために制作されたもので、ブローチ、指輪、髪飾りなど12通りの使い方ができます。いわば、多機能型ジュエリーです。

天然真珠のコーナーではピンクガイから取れるコンクパールが展示されていました。店で見るコンクパールよりかははるかに大きいです。

ちなみにこちらがフェザーパールです。

博物館を楽しんだ後は島内にある神社、珠の宮へ。

この珠の宮ではアコヤガイの貝殻に願いを描いて井戸に入れることで願いが叶うパワースポットです。

早速、願いを書いて、

井戸の中に入れました。これで願いが叶えばいいんだけど・・・

ついでに神社もお参りしました。

伊勢湾フェリーを見ながら御木本幸吉記念館へ。

御木本幸吉記念館では御木本幸吉さんの波乱万丈に満ちた人生の展示をしています。

幸吉さんは鳥羽で人気のうどん屋、阿波幸の長男として生まれ、家業を手伝いながら青物を売る少年時代を過ごしました。

もちろん伊勢ですから出していたうどんは伊勢うどんになります。

そして、20歳の頃に横浜で真珠との運命的な出会いを果たします。

そして、いろんな苦難を乗り越え、1893年7月11日、ついに半円形の真珠の養殖に成功します。以来、この日が真珠記念日となりました。

この絵は半円真珠が誕生した瞬間を描写した絵です。

そして、1905年、多徳島で真円真珠の養殖にも成功します。

その後、世界へ真珠を売りに出しますが、パリ真珠裁判など多くの困難が待ち受けていました。そして、エジソンとの面会など多くの波乱に満ちた人生を歩んだ幸吉さん。今の真珠があるのは彼のおかげといっても過言ではありませんね。

鳥羽一番街のレストランで漁火定食(1400円)を食べました。

結構、海鮮がたっぷり入っていておいしかったです。

そして、最後は駅前の御木本幸吉像をパシャリ。

以上が伊勢志摩真道中でした!!

いろいろと勉強になりました。これを機にいろいろと頑張ろうと思います。ではこれにて終了!!