みなさんは半円真珠と言ったらどんな真珠を思い浮かべますか。多くの人がマベ真珠と答えるでしょう。
確かにマベ真珠は半円形のものが多く流通しています。中には大きさが20㎜以上もあったり、円形じゃない真珠もあったり他の真珠とは違って形や大きさががユニークですね。1970年と比較的最近になって養殖に成功し、太陽の光とも呼ばれたします。しかし、他の貝とは違い、真円真珠はあまり見かけません。なぜなのでしょうか。その理由は体の構造や活動に関係あります。マベガイはアコヤガイなどとは違い、貝の内臓の構造が異なっており、真円の核を挿入すると死亡率が非常に高いためです。また、マベガイは潮の流れが速い場所に生息するため、非常に活発的で強力な貝柱を持っており、真円の核を挿入してもすぐに吐き出してしまいます。このような理由から半円の核を張り付けて半円真珠を作っているのです。しかし、マベの真円真珠がないとは限りません。最近では養殖技術が向上し、少しだけではありますが真円のマベ真珠も出るようになりました。その真珠がこちらです。
引用元
なにやら見た目は黒蝶真珠と似ていますね。濃いブラウンゴールド系の真珠が多いようです。アコヤガイの半円真珠ができたのは1893年で真円真珠ができたのが1905年と今の形になるまで半円真珠の誕生から12年もかかっています。マベガイの真珠が誕生したのが1970年ですからもう、真円真珠ができてもおかしくはありません。しかし、マベ真珠はまだまだ半円が主流なのです。