漆黒の闇に映る輝き、バーボンに似合う宝石、それが黒蝶真珠。
今回は黒蝶真珠について取り上げていきたいと思います。
ほとんどの真珠は白色ですが、この黒蝶真珠は黒色の真珠なのです。クロチョウガイという貝から取れ、以外にも真珠の中では一番カラーバリエーションが豊富なのです。また、黒蝶真珠はタヒチのイメージがあると思いますが一番最初は石垣島だったのも意外です。では、黒蝶真珠はどのような歴史があるのでしょうか。
黒蝶真珠は大航海時代に初めて発見されました。当時は天然真珠しかなく、2万個の貝の中から1つあるかないかと言われるほど、貴重な宝石だったのです。その代表的な物としては、スペイン王室が所有していた真珠、ラ・ペレグリーナがあります。
そして、時代は流れ、戦後の1963年に沖縄県石垣島の川平湾で世界で初めての黒蝶真珠の養殖に成功します。その後、その技術はタヒチに伝えられ、クロチョウガイが多くいたタヒチが現在、黒蝶真珠の主な生産場所となったのです。
さて、いろいろな色がある黒蝶真珠ですが、中でも一番評価されるのはピーコックカラーという色の真珠です。この色はクジャクの羽のような青みがかった鮮やかな緑で、ピーコックカラーの黒蝶真珠は生産量が少なく、貴重な存在でお値段もそこそこします。
以上が黒蝶真珠の紹介でした。白い真珠とは違ってなかなか違う魅力がありますね。皆さんもつけてみてはいかがでしょうか。