今では宝石は誰でも簡単に手に入れることができます。しかし、昔は宝石と言うものは非常に貴重な存在で簡単に手に入らないことから、貴族や王族しか身につけることしか許されませんでした。
では、当時の人々はどのようにしてジュエリーを身に着けていたのでしょうか?
答えを言うと、色とりどりのガラスや樹脂を宝石に似せ、ジュエリーにして身に着けていたといわれています。これらのジュエリーはコスチュームジュエリーと呼ばれ、アメリカの大衆の間で広まり、今ではジュエリーの一角にまで成長しました。今回はコスチュームジュエリーについてと京都文化博物館の特別展のレポートをしていきたいと思います。
まず、コスチュームジュエリーに使われるものについて解説します。コスチュームジュエリーは主にビーズや色ガラス、ラインストーン、樹脂、模造真珠、そして、金、プラチナ以外の金属が使われます。また、コスチュームジュエリーはどんな素材でも使用できるため、自由に、伸び伸びとデザインができるのが利点です。
また、コスチュームジュエリーはその自由度の高さから有名なシャネルを始め、ディオール、スキャパレッリ—などの多くの企業が参入できました。これらの個性的で斬新な様式美によって女性たちに、強い自信と、勇気と、輝きを添えてきたのです。
ここからは、京都文化博物館の特別展に行ってきたのでそのレポートについてです。
いろいろなコスチュームジュエリーがありました。
こちらのジュエリー、ルビーを使っているように見えますが、実際は色ガラスを使っているようです。精巧すぎてルビーと間違えてしまいます。
こちらはエメラルドに見えますが同じ色ガラスです。
他にも天然真珠と間違えてしまうぐらいの精巧に作られた模造真珠を使ったジュエリーも展示されていました。
中にはコスチュームジュエリーらしい、面白いジュエリーもありました。
こちらはてんとう虫のジュエリー。
某映画のキャラクターに似せたのか?といったジュエリーもありました。なかなか面白いです。
このように高価な宝石を使わず、色ガラスなどで自由にデザインできるコスチュームジュエリー。昔の人は偉かったようですね。男性ですが、僕も機会があれば身に着けてみようと思います。