真珠は普段は丸い形をしています。しかし、中には丸ではなくいびつな形をした真珠があります。このいびつな形をした真珠はバロック真珠とも呼ばれています。今回はそんなバロック真珠について語っていきます。

バロック真珠はデコボコとした形の真珠のことを言い、バロックはポルトガル語で「歪んだ」を意味しているようです。バロック真珠の成因はいろいろとあり、足場となる真珠核がないものもあれば、その途中で丸い核に異物が付着して形成されたものもあります。最近ではバロック真珠は「この世に二つとない、個性的な形の真珠」として注目されているようです。

そんなバロック真珠ですが、貝の種類によって変わります。まず、真珠層が薄く巻くあこや真珠はバロック真珠ができにくいです。逆に真珠層が厚く巻く南洋真珠はバロック真珠ができやすいとされています。また、淡水真珠も無核の場合はバロックになりやすいです。ただ、真珠のサイズが大きければ大きいほど、バロック真珠になりやすいということです。

御木本幸吉の手により、養殖真珠が発明される前の真珠はすべてが天然真珠でバロック真珠が多かったされています。そんなバロック真珠のいびつな形を生かして、たくさんのアンティークジュエリーが作られてきました。

以上がバロック真珠についてでした。真珠の世界はやっぱり奥が深いですね。