今日は節分ですね。節分と言えば恵方巻と呼ばれる巻きずしを決まった方角に向かって食べたり、豆まきで鬼を追い払う行事です。
そんな豆まきで追い払われる側だった鬼ですが、昔は悪魔や疫病を追い払う側だったのをご存じですか。
そんな悪魔や疫病を追い払う鬼が方相氏という人物です。
方相氏は節分の追儺という行事に登場する鬼であり、四隅をくまなく見渡せられるように4つの目を持っており、なかなか恐ろしい顔をしています。また、大きな槍や盾を持っていて大きな槍で襲い来る悪魔や疫病をやっつけていたそうです。その始まりは中国何だとか。しかし、その恐ろしさから、毘沙門天にその座を譲り、鬼として追い払われる立場になったそうです。なんだかかわいそうですね。
とはいえ、平安神宮や吉田神社などの一部の神社では現在でも追儺が行われ、方相氏が活躍しており、最近では方相氏の活躍が再び注目されています。また昔のように方相氏が悪魔や疫病を追い払えるといいですね。