金色・・・それは人々が輝きに目を奪われ、追い続けた色。
今回はゴールデンパールについて話します。
ゴールデンパールは金色の真珠の事で主にシロチョウガイのゴールドリップから採取されます。主な採取地はフィリピン本島の南西部からカリマンタン島海域です。
ゴールデンパールは全世界での生産量が少なく、ゴールドのの濃い物ともなると、希少価値はぐんと高くなります。他の真珠とは違い、華やかさもあります。では、ゴールデンパールはいつごろから取れるようになったのでしょうか。実は養殖真珠が全盛期であった、1980年頃とつい最近できた真珠なのです。真珠貝の品種改良が盛んにおこなわれていたことと、ちょうどバブル時期で好景気だったこともゴールデンパールを誕生させた背景にあるのでしょうね。とりあえず、人類が金色の物を人工的に生産することに成功したのです。
たまにアコヤガイからも金色の真珠が取れます。シャンパンゴールドと言い、シロチョウガイの真珠とはまた違った美しさがありますね。
このように綺麗なゴールデンパールですが、無調色の天然物と調色の人工物があります。無穴は無調色の天然物が多いですが、最近では調色の人工物が出回ってきていますので注意が必要です。
誰もが憧れるゴールデンパール。一度身に着けてはいかがでしょうか。