真珠は貝から取り出したとき、完全な真っ白とはいきません。貝から取り出した時の真珠はシミと呼ばれる黒っぽい色がたまにつくことがあります。このシミの正体は不純物だそうです。では、そのシミはどうやって抜いているのでしょうか。

業者の場合、真珠のシミ抜きは漂白液を使います。まず、真珠に穴をあけた後、染み抜きのために漂白液につけます。シミは核と真珠層の境界部に形成された有機物で漂白は薬品を穴口から浸透させ、有機物を酸化分解といった方法です。水またはメタノールが希釈された過酸化水素を使います。水系漂白は酸化力が強く、シミ抜き効果が高い方法ですが多くの酸化ガスが発生し、加工キズが発生するのが欠点です。対して、メタノール系は反応がゆるやかで、真珠に優しい反面、シミ抜き効果は水系に劣ります。漂白作業は薬品を用いた化学反応で、数ヶ月もかかることもあります。真珠の品質価値を高める一方、加工キズの発生などの危険性もあるのです。

では、漂白液がない自宅で真珠の染み抜きをするにはどうすればいいのでしょうか。答えは簡単、漂白液の代わりにアルコール液に漬ければいいのです。アルコール液の作り方は水にアルコールを入れるだけです。

今回はシロチョウ真珠のゴールドリップで試してみました。しかし、漂白液とは違い、アルコール液は酸化力が弱いため、シミが少ないもので2-3週間程度、シミの多いものは半年近くかかるようです。価値のある真珠を作るためには仕方のないことです。また、このシミ抜きも真珠にすごく負担がかかるため、あまり何度も何度も漬け込むのは良くないことです。

以上が真珠のシミ抜きについてでした。今やっている染み抜きが成功して、黄金色の大きな真珠になるといいですね。