いらなくなった宝石は一般的に買取店やリユースショップで買い取ってもらいます。では、その買い取った宝石はどうしているのでしょうか。
答えは簡単。買い取った宝石は地金から外されて洗浄、あるいは再カットされて石のサイズや使用可能かなどの選別を受け、宝石は輝きを取り戻し、新品のような姿に生まれ変わって再版されるのです。これをリサイクルジュエリーと言い、貴重な天然資源への負担の軽減に繋がるのです。
では、リサイクルジュエリーとリフレッシュジュエリーの違いは一体何なのでしょうか。リフレッシュジュエリーは中古のジュエリーを宝石や地金ごとをクリーニングし、丁寧に新品仕上げをしたジュエリーの事を指し、買取店で販売されている多くはこのリフレッシュジュエリーです。リサイクルジュエリーとの違いは、前のジュエリーのデザインをそのまま生かす点です。
そんなリサイクルジュエリーは都市鉱山でもあり、貴重な宝石に出会う機会が増えることです。最近、閉山した鉱山が多く、世界中のおよそ9割のピンクダイヤモンドを産出していた、オーストラリアのアーガイル鉱山がその例と言えるでしょう。閉山された鉱山の宝石を手に入れるには、過去に採掘された石か市場に出回る還流品しかありません。しかも、閉山した影響で価値が非常に上がり、価格も高騰しています。そこで、リサイクルジュエリーを利用することで、新たな産出が見込めない過去の貴重な宝石に出会うチャンスが増えるでしょう。
以上が買取店の宝石についてでした。宝石をリサイクルすることによって、また新たな発見ができそうですね。
