神戸は世界中の真珠の70%が集積する「真珠の街」として有名です。しかし、生産地でもない神戸がなぜ真珠の街になったのか。その理由を考察していきたいと思います。

まず、神戸は北野あたりを中心に真珠の加工場が多くあったそうです。そして、なぜ神戸で真珠の加工技術が発達したのかというと、真珠は昔、ほとんどが海外へ輸出されており、海外貿易商が多い、国際貿易拠点が神戸港だったこと、そして、真珠の生産地である三重、四国、長崎の中間地点だったことが要因だそうです。

さらに、神戸の地形にも関係するようです。真珠は光の当たり方で色合いが変わるため、加工は緻密で直射日光ではなく、安定した北からの自然光が欠かせません。南からの自然光が街の北側にそびえる六甲山の山肌に反射し、北側から柔らかい光が降り注ぐ北野界隈は、真珠を加工する条件にぴったりだったため、北野あたりに加工場が集中したと言われます。
また、今はありませんが、旧居留地の東側には昨年までかつて、「日本真珠会館」があり、そこでは真珠の入札会が行われていたようです。1952年に建てられ、2005年には国の登録有形文化財だったそうですね。

このように神戸は真珠の街になっていったのです。今度行ったときは加工場などを見てみたいですね。