生前、エリザベス女王がかぶっていた大英帝国王冠。葬式の時に女王の棺の上に置かれ一時、話題となったこの王冠、どれくらいの宝石が使われているんでしょうか。
ウィキペディアによると、この王冠には2,868 個のダイヤモンド、273 個の真珠、17 個のサファイア、11 個のエメラルド、5 個のルビーが使われているみたいです。では、その真珠はどこでとれたものなのかを考察していきます。現在の王冠は1937年にガラードの宝石職人たちによって制作されています。イギリスでミキモトの養殖真珠が出回り始めたのが1913年、1924年にパリ真珠裁判で勝訴していますのでこの王冠に使用している真珠はおそらく、半分がクウェートの天然真珠、もう半分がミキモトの花珠真珠と思われます。エリザベス女王が真珠好きといわれており、1975年にミキモト真珠島を訪れています。もしかしたら、この王冠の真珠がきっかけで真珠好きになったのかもしれませんね。