アジアでは辛い物が良く好まれています。例えば、中国は麻婆豆腐、韓国ではキムチなどがあります。日本では寿司やそばなどにワサビを入れることがあります。では、どうしてアジアでは辛い物が好まれるのでしょうか。その理由を探っていきたいと思います。
なぜアジアでは辛い物が好まれるのか。その最大の理由は気候が関係しているようです。アジアは温帯、あるいは熱帯気候に属しており、かなりの寒暖差があるようです。そこで、辛い物を食べて発汗作用や血行を促進して、急激な寒暖差に強い体を作っているのです。
そしても一つの理由は食品の保存です。寒暖差が大きいアジアでは暑くなると、食品が腐敗しやすくなります。そこで、唐辛子の抗菌作用を利用して保存していたようです。
しかし、ここで疑問が浮かび上がります。なぜ我が国日本では、アジアでありながら辛い物が好まれなかったのでしょうか。その答えは地形にあるようです。
地形を見てみると辛い物を好む中国や韓国、インドは大陸にあるのに対し、日本は四方を海で囲まれた島国です。島国では新鮮な魚介類が手に入りやすく、さらに島国独自の進化をしていったため、日本は辛い物を好まない体質になっていったようです。しかし、唐辛子の代わりにワサビが辛い物として好まれているようです。同じ島国である台湾も同様の理由から辛い物は好まれていないようです。
以上がアジアで辛い物が好まれるわけでした。中国やインド、韓国など大陸エリアは辛い物を好む一方で日本や台湾などの島国は大陸とは違い、辛い物を好まないんですね。